漠然とした疑問

中学生を前に、もっとバレエがやりたい、と思うようになった舞っこは漠然とした疑問を抱くようになりました。このままでいいのだろうか。週３回のレッスンでは少ないのではないか。
そこで先生に相談しました。
本格的にバレエをやっていきたい。将来的には留学もしたい。そのためにはもっと練習をした方がいいのではないか。
その時の先生の第一声は、
ものすごくお金がかかりますよ。お嬢さんのために全てをつぎこんでもよろしいとお考えですか。
そして、
バレエ団でダンサーとしてやっていくのはとても大変である。私はバレエは女の子のお稽古として続けてほしい。また、プロというのであれば、バレエの教師もプロである。それを目指すなら、この年齢であれば、勉強もしてほしいし学校行事にも参加してほしい。そのためには週３回のレッスンでもきちんとやれば十分だと。

この時には、親子とも一応納得しました。
舞っことしては、学校には行きたいな、というのがあったんだと思います。遠足や運動会にももちろん参加したい。
親としては、全てをつぎこむということがどういうことなのか想像できなかったんです。だから答えられなかった。
日々きりつめて、果ては借金してまでってこと？それって、どうよ…？
実は、未だにわからないままです。